2003年03月01日

森に見える。

家探し土地探し、合間合間で続けています。
主人が不動産屋さんから聞いてきた住宅。
ここはどうか?と聞かれたとき、言葉が出ませんでした。
家を見るまでもない。
この地域に住む気は、さらさらおきない。
「いい場所だよねー。」
と、皆がクチをそろえて言います。
え?どこが?と、思っちゃうのは私だけ??
それじゃどこが悪いのか自問自答。
  家...じゃない。
  住環境...じゃない。
う~ん、と、その土地を思い出しながら頭の中でなぞる。
子供の頃からこの近くの道を通るのを避けてきた。
なぜ?なぜ?
  森。
  樹。
頭の中にイメージが湧いてきました。
 ガジュマルの樹が生い茂った風景。
そう、そうだ! 森に見えるんだ、あの一帯!
自分でもびっくり。そんな、そんな樹が生えてる場所じゃない。むしろ住宅がずらーっと並ぶ街中の住宅街なのに。
どうして私が反対するのかいぶかしげな主人に、森に見える、と話しました。
具体的にあの道からこの道の間の区間、その間でもここを除く区間は、ウガミの森、または鎮守の森としか感じられなくて、とても住むところと思えないから、と。
「そういやあのあたり、昔は森だったらしい」と主人。
義母に話すと、びっくりして、でも 肯いてくれました。
「そういうの、サーダカーの生まれっていうんだよ。そうね~。あんたわかるんだね~。」
うにゅ。(--; 
実家では家族の中でも霊感が乏しい扱いされてきた私だけど…やはり血は引いてたって事でしたか。
ちなみに、上司にぽろっと話したところ
「おお、そういや あのあたりでね、昔の処刑場があったらしいよ」
と、話を琉球王国時代にまで遡って教えてくれました。
ああ、だから住宅地なのに開発され残った岩場や樹がハンパに残ってるのねぇ。
でも聖地というか恐れ多いというかそんな感じがするだけで、怨念や物の怪といった類のケのある場所じゃない。
それにしてもこんなの、見えるわけじゃなし、ただ不安が寄せてくるだけで何の役にもたたないし…感じなければ誰もが「いいね」って言える家にすぐに住めたかもしれないのに。
ちょっと、不満。
#マイホーム #内観 #能力