2003年05月06日

シャクルトン~南極海漂流からの生還

先日、BS2で放送されていた「シャクルトン~南極海漂流からの生還」の後半を見た。前半は残念ながら見逃し。再放送を待つかぁ。
 
アーネスト・シャクルトンの奇跡的な生還の話は、以前から知っていたわけじゃない。
たまたまラジオで聞いた朗読の本の中で、極寒の地からの生還について、軽く触れていたのを覚えていただけ。
それがたまたまTVでドラマとして放映されると新聞で知って、あわててビデオに録画して見た。
 
 
わたしが見たとき、南極探検船は厚い氷に阻まれ、氷が溶けるのを待っていた。
ところが溶け始めた氷が船を圧迫して壊し始める。
船を捨て、ボート3隻を引っ張って海まで移動し、近くの捕鯨基地のある島まで移動しようと決めるシャクルトン隊長。
彼の口癖は「全員が生還すること」。
 
沈む氷の中にダイビングして決死の思いでネガを持ち帰るカメラマン。
それなのに生き延びるために最低限の荷物にしなきゃいけない、と、写真を選んで捨てていく。
一人1kgまで、と制限されて重いコインすら捨てていく。大事な本は「記憶しろ」。または破って1ページだけ持つ。
つれていた猫は...働いてくれた犬は...。
 
ストーリーを事前に知らなかったので、ドキドキしながらその生き抜くさまを見ていた私。
 
極寒の地で1kgの個人装備。
いったいどんなものだろう?見当もつかない。
なにせ、気温が10度切ると極寒と感じる暖かな島で生まれ育ってるもんで(^^ゞ。
 
冷たい海に漕ぎ出し、動かないがために身体をさらに悪くする乗組員たち。
島についたらついたで、反対側にある捕鯨基地に行くため、経験のない山登りにいどむシャクルトンたち。
 
それでも「全員を生還させる」といいきった言葉を成し遂げた、その意思。
 
冒険家を応援したくなる気持ちは、その強い意思に魅せられるからかもしれないなぁ。。。
 
#映画