2003年06月07日

スクリュードライバー

昨夜は、出張せずに済んだTROが帰ってくるというので大慌てで夕食作り。

何も考えられず、例によってダッチオーブンに根菜類と肉を放り込む。...焦がした。
ちょっとは彩りしようかと、ナスを縦に割ってオーブントースターのトレーに並べ、ざく切りトマトとチーズを散らしてチン☆ ...あ、バター乗っけるの忘れた。(汗)

出来上がったこげこげの料理を見て、troは黙ってワインをあけた。(^^;;;


まだ風邪っけが残ってちょっとかったるくって、だらぁ~・・・。はぁあ、ちょっと落ち込み。
というとこで、TROを散歩に誘った。
「出張でおもと岳に登ったから、筋肉痛~」というTROに、「ね、ゆっくり歩いてさ、あの感じのいいバーに行こうよ」と、、、エサで釣るわけである。


美島通りの反対側出口近くにある、バー。
時間が早いと創作フランス料理店らしいが、夜10時を過ぎると感じのいいバーに変わる。

そこまでの約1km、ぷらぷらと、暑くなく涼しくもなく、の、道を二人でおしゃべりしながら歩いていく。
マイホームを建てるための土地探しがなかなかうまくいかなくて煮詰まっているので、ちょっと頭を切り替えることにした。

 ね、庭のある家に住んだら、樹を植えたいね。何がいい?
 う~ん。
 椰子の樹とか、蘇鉄とか...。
 それは樹っていうか?(笑)ガジュマルかなぁ。でも、あれは大変なんだよね。根っ子が伸びるし。
 桜はどう?
 いいね。いっそ、さるかちゃーにするか!
 いいね!でもあれって樹っていう?

他愛もないおしゃべり。

 私の提案は、パパイヤ、バンシルー、バナナ・・・食べられるのばっかり。あはは


お店について、ドアをあける。結構、客が居る。
カウンターの端っこの席に案内された。

マスターは、確か私と同級生だと聞いたことがある。同年代なので、店の雰囲気がちょうど自分の年代にあう。こういうとこが気に入ってる。

歩いてきたので、車の心配をせずにすむ。
ちょっとだけ、軽~いアルコールを飲んでみようかと思い立った。

troは"滅多に飲む人がいない"という銘柄を指定。ボトルで注文しようとしたら、ない、と済まなそうに言われてしまった。その残っていたボトルをtroはぜ~んぶあけてしまった。

私は、メニューにある軽いカクテル、というのを眺めていたけどどーも判らない。troもカクテルは詳しくないという。
注文を聞きにきた若いウェイターにお奨めを聞いてみた。
すると、スクリュードライバーを勧められた。

 強くない、って言ってるのにジンベースかよぉ。(^ ^;;;

結局、軽めのスクリュードライバーにする。
ん、ほんとだ。お酒飲んでる感じがしない。まるでオレンジジュースだね。

ちびりちびりとオレンジジュースを飲みながら、時々tro用に出た水を横取りしてのみ、ハーブサラダをつまみ、あれこれとおしゃべり。

troは適度に酔うと、どんどん舌が滑らかになってくる。
陽気なお酒で、一緒にすごして楽しい。

カウンターの中央に座っていた一群がテーブル席に移った。そこで二人してカウンターの中央側に移る。
おしゃべり相手に、マスターを引き込むわけ。

ここでボトルを飲み干したtroは、ターキーを注文。
十分に注文に応えられなかったから、と、マスターが少し多めにグラスに注いでくれた。

ターキー2杯目を半分ほど飲んだ頃、troの酔いが加速してるのに気がついた。
あま~い香りが漂ってきている。

 あ...やばい。(^ ^;;;

ここで初めて、ターキーの度数を聞いた。うぐ...歩いて帰れるかな???


帰り道。3杯目を飲み干したダンナは、まるで踊るように歩道を歩く。
一方、胃にスクリューエンジンでも突っ込んだか?という状態の私は、ふらふらとついていく。あ~、世界が綺麗にまわってる・・・。

「やっぱり、こういうのが大事。」と、tro。
「歩いて飲みにいける、好みの店があるとこに住まないと、ね。」(ニヤリ)
じゃぁあそこはやっぱり無理だったね、と、気に入ったけど押さえそこねた土地を思い出す。周囲に飲み屋は全然ないもの~。(笑)

土地の価値より、ライフスタイル。の、二人。
う~ん、マンションを勧めたお母さんの提案の方が、二人を良くわかってるのかも???もしかしたら・・・。
でもやっぱり、集合住宅より野中の一軒家の方が...って、支離滅裂。


朝。
シャワーをあび、味噌汁飲んで出勤した私。
仕事の相談で上司の前に立ったら...やばいぞ、世界がまだ回ってるぅ~~~。

#家族