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草の露。

2003年04月19日

草の露。

朝、アパートを出て歩道をてくてく歩いていく。
今日は路地を抜けずに、美ら島(ちゅらじま)通りの歩道を歩くことにした。
車道と歩道の区別がない抜け道より、歩きやすい。

美ら島通りはT字路で終わっている。
そのまま歩道を右に曲がる。
道の向こう側は、がけっぷちに立っている宅地。
それがぽつぽつと途切れたところで、はるか彼方に海が開ける。

今日は水平線が真っ暗だった。
いつもの、青い綺麗な海は見えない。
海の近くにせり出している中城の丘は霧か雨雲か、覆われて途中から見えない。

雨が降るかな~・・・。

心配になってくる。
でも、風は強くは吹いてないし雨の匂いもしない。
空は晴れ渡っているわけではないけど。

そのまま、急ぎ足で歩道を進み、米軍のゴルフ場にさしかかった。
ここからは歩道がない。
フェンスと車道の間の、ちょっとした隙間が歩道。

てくてく歩いていると、向こうから小学生2人が来るのが見えた。
その後ろに犬を連れた男の人。
親子で朝の散歩のようだ。
軽く会釈したけど、無視されてしまった。

さらに歩く。
前後の車の流れが途切れたので、車道をぽてぽてとわたった。
前の方から、ゴルフバッグを抱えた黒人が道を渡るのが見えた。
車道を挟んだゴルフ場。フェンスにとりつけられた扉を出て次のコースにつながる扉から入っていく。
こちらは、私も無視。
というより、あっちの背が高すぎて顔も見えないまますれ違う感じ。

ふと、足元の草が濡れているのに気がついた。
草に雨水が露となって名残惜しそうに乗っかってる。
この陽気じゃ、すぐに降らない限り蒸発しちゃうだろうな。

携帯を出してぐっと接写。ぱちり。

ゴルフ場を抜けるとライカム交差点。
そこを左に折れたら、バス亭。
今日は寝坊したのでここまで。バスに乗らないと間に合わない。

あと数歩でバス停に着く、というところでバスが勢いよく通り過ぎていった。
あ…草の露なんぞ写してる余裕、なかったね。(^^;;

次のバスが来るまで、草の露と過ごしたちょっとした時間と、遅刻ぎりぎりの後悔とが私の心の中で、てんびん。
#歩く

てくてくてく。

2003年04月18日

てくてくてく。

昨夕、まだ薄明かりの残る会社の玄関を定時に出発。
車は会社の駐車場。
これで強制的に「明日の朝も歩く」。

MDに録音しておいたラジオドラマは1回15分。
15分でこのあたりまで歩けるかな?
と、思っていたところまで調子よくすすんだ。
30分。
マクドナルドの前を通過。
何か飲みたい?飲みたくない?
と、心の中で誘惑がささやく。無視してラジオドラマに意識を集中。

てくてくてく。

5分ほどして、なが~い上り坂にさしかかった。
ゆるやかだけど、とにかく長い。
自家用車でもギァチェンジを余儀なくされるとこ(わたしの車は5速のマニュアル車)。
ドラマの進行具合を聞きながら、45分目までに上りきるか?などと考える。

ドラマの主人公たちは私の耳の中で話し、笑い、泣き、元気に喧嘩して青春を謳歌している。
やがで主人公が全速力で走り始めた。
はぁはぁはぁと息を切らしながら、まわりでやんやの喝采が起こり、音楽がどんどんムードをもりあげていく。

わたしもそれにあわせながら坂道をのぼる。
やんやの喝采はないし、泣き笑いもないし、話す相手もいない。
でもなんだかいつもより元気に歩ける気がする。

主人公は上りきった。夕日を見つめている。
わたしはまだ登りきらない。あとちょっと、あとちょっと。こちらの方はもう日が落ちて、暗くなっている。

いきなり、ポケットがもぞもぞとし始めた。
MDを止めて、ポケットから携帯電話を取り出す。
姉のゆんたんだった。
「あんた、歩いてるのぉ~?今会社に人参もってきたんだけど。」

どっと汗が噴きだしてきた。

#歩く

チョコレート

2003年04月17日

チョコレート

残業に疲れた夜。
そろそろダンナも帰って来る時間。
あわててバタバタと夕食を作っていたら、静かにドアがあいた。
ただいまも何も言わずに入ってくる。
「おかえりー。」
黙っている。
うなずいたのかもしれないけど、コンロに向かってる私にはそれは見えない。

だいたい普段から無口ではあるけど、疲れた日は特に無口になるダンナ。
こっちも疲れている時にはむっとくる。

が、ここでケンカにはならない。
ダンナが手にしている袋に目が行くわたし。
「何か買ってきたの?」

残業で夕食つくりが遅れている事は携帯電話で話していたから、たまに惣菜なんぞ買ってきてくれることがある。
もしかして、テンプラなんぞあったら、あと1品、食卓豊かになるんだけど。なーんてちょっと期待したりして。

袋からは、ビンが出てきた。なーんだ、ワインかぁ。ん?それともシャンパン?
「これはね、おまえも飲める。」
にやっとしながらこっちの反応をうかがってる。
「アルコール1%?」
「ちがう。」
なにそれ?と見ると、アルコール0%。要するに、炭酸入りのぶどうジュース、ワイン味。ははは

適当に野菜室の野菜を炒めたおかずは、味付け大失敗。
みそ汁も失敗。(××)やっぱり出汁は手抜きはだめだぁ~。
それならとアルコールナシワインを口に含んだら、何だか金属味。

しまった。
そういえばうまみ調味料とワインだかシャンペンだかは、組み合わせるとひどく不味い、って何かに書いてあったね。
うまみ調味料、意識して使ったわけじゃない。(その証拠に今夜の夕食はひどく不味い。)
出汁が物足りない気がして足した粉出しか、サラダのドレッシングに入っていたのかも?
もったいないことしちゃった。


食後のデザートには、ダンナが買ってきたマンゴーゼリー。
ん?昨日は熟れたマンゴー買ってこなかったっけ?
TVを見ながらつまんで、もういいやと片付けようとしたら
「こんなのもあるんだけど。」と、チョコレートを持ち出してきた。

チョコレート、嫌いじゃない。
その逆。大好物。
でも・・・
「ちょっとぉ、やせろやせろっていいながら出すぅ?」
誘惑にモンクつけてみる。
「俺は太ってないもん。」
ぐぅの音も出ない返事。ったく、最近ビールやめて痩せたからって・・・ぶつぶつ。
「歩いて、痩せるんだろ?運動不足解消するんだろ?」
ほらほら、とチョコレートを目の前で振ってみせる。

歩くわよ!

と、約束。でもきっと私が痩せる前にチョコは二人の胃の中に収まっちゃうんだろうなぁ~。
それより、チョコ食べてて運動したって、意味ないよーな?ん?

#日々

ちょっと歩きたくなる

2003年04月16日

ちょっと歩きたくなる

週末からこっち、ぐずぐずと いいのか悪いのかわかりにくい天気が続いている。

天気予報をのぞいてみたら、台風2号が発生していた。
といってもまだ遠い。この雲は台風のせいじゃないはず…多分。

どうもダムの水位が上がっていないようなので、台風にちょっと期待をよせる。
でも、今年はデイゴが遅い。遅いというよりあまり咲いてないまま終わりになるようだ。ということは、台風はほとんどこないんだろうか?

台風が来る=災害
台風がこない=水不足 ...しょーもない発想。(--;


先日からちょっと風邪をひいたらしいのと、ハンパに身体を動かしたキャンプの影響で、もぞもぞと身体を動かしたくなってきた。というより、運動不足が気持ち悪い。

朝、早目に家を出て会社まで歩いてしまおう。
と思うと、なぜかいつもより遅く家を出てしまう。(をぃ
明日こそ、明日こそと思ってるうちに今日も自家用車で出勤しちゃった。

そこで、お昼休みに弁当を買いに、スーパーまで歩いていくことにした。
泥のついた運動靴はまだ乾いてないので、今日は軽い靴。

MDに先週一週間かけて録音しておいた15分ごとの連続ラジオドラマをセットして、出発。往復20分程度のゆっくり散歩のつもり。

・・・が、テンポのいい青春連続ドラマを聞きながら歩いてるうちに、あっという間にスーパーに到着してしまった。うふうう~ 汗かいてるじゃん。(^^;

弁当は特に食べたくなるようなものがなかったので、玄米弁当にして、とっととスーパーを出る。またまたMDの続きを聞きながらさっさと会社に戻ってしまった。

予定より早すぎるペース。が、暑いだけで足も痛くないし息も切れてない。
ん、これいいかも。この調子なら明日は車置いて出勤できるかな~。
#歩く

ハット

2003年04月15日

ハット

あれは第何回目の日米友愛ジャンボレットだったっけか?

BSA需品部のテントで見た憧れのハット。
値段を聞いて、がっかり。諦めた。

でも終わる前にもう一度需品部のテントを訪れ、もういちど見せてもらった。
手にとると、ほしくなる。どーしても、欲しい。
サイズがちょっと大きめだったけど、滅多に買えないし…
で、とうとう買ってしまった。

家に帰って鏡の前でかぶってがっかり。
あまり、似合わない。

それでも日差しの強い日に被ってたら、あーら、何て楽なんだろう。
背中から首にかけての日差しもさえぎるし、小雨も気にならない。

ところが、言われてしまった。
カブいわく「オカマみたい。」
ベンチャーいわく「星野哲郎だ。」
要するに、似合わないわけね。


しばらく、このハットは我が家の壁の飾りになっていた。
時々 思い出しては使ってみる。
被り方が悪いのかな?
どうして風で飛んじゃうの?みんな飛ばさないですむの?
映画で、写真などでカウボーイが被ってる姿をみかけると
じぃ~っと帽子をみたりして。


先日、どしゃぶりの日米友愛ジャンボレットで このハットをかぶったまますごしていた。
ブーツにカッパ、そしてこのハットのいでたち。

サイトは泥だらけ、川のように水がどんどん流れていく。
タープが風にあおられ、ロープが緩み、ペグがぬけてはためく。
追加のペグとハンマーを持って暴風の中に飛び出す。
タープを補強しおえて その中に戻ってくる。

顔にも目にも、風も、雨も、届かなかった。
すっごくいい~♪ やっぱりハットは実用的だぁ~

でも、わたしはハットの形を買ったままの状態にしていたので、天頂がへこんだままだった。
強い雨の中で、どうやらここに水が溜まっていたみたい。
カッパじゃないって・・・(苦笑)。

どうしてボーイスカウトのハットが天頂とんがりの形にしているのか、やっと意味を理解。
でも、じゃぁ、どうしてカウボーイハットは真中がへこんでるんでしょうね???

マイホームの夢

2003年04月10日

マイホームの夢

マイホーム作りの雑誌。つい手にしてしまう。
昔から写真が多いこの手の雑誌が好きだった。
けれど、ここ最近はこの雑誌を買う意味合いが違ってきている。

ダンナは住宅情報誌を持ち帰ってくる。
ガソリンスタンドで無料で手に入るらしいが、わたしがいつも利用してるとこにはない。
二人で、よさそうな物件はないかと目を凝らす。

こんな騒ぎが始まったのは、そんなに前ではない。
今住んでいるのは1LDKのアパート。
見晴らしが良くて涼しくて、不満な点はあるけど引っ越そうとまで考えるほどではない。結構気に入っていた。

ちょこまか発生する不満点を解消しようとあれこれ考えていたら、いきなり「家、買うことになった。」という話。
へ?
主人の実家からの話だった。

最初はマンションを、と言われたが 自分の家となると、アパートでのんびり過ごしてる二人の考えがどっと変化する。
「家は小さくて構わない。テントを干せる庭がほしい!」
なぜかこの話をすると、みんなに「家たてないで、テントだけでもいいんじゃない?」とからかわれてしまう。何人に言われてしまったことか。
そしてそれに真面目に答える。
「暑いんだよ、テントって。」(違っ)

雑誌をめくりながら、夢をおいつつ
あちこちの中古住宅や土地を探してる毎日。
#マイホーム

人生が砂糖だったら飽きてしまう

人生が砂糖だったら飽きてしまう

『人生が砂糖だったら飽きてしまう。
 塩はそれだけなめれば、とても辛い。
 だが何かの料理にふりかければ味付けとなる。
 苦難は、人生における塩である。』
  -ローバーリング トゥ サクセス- by ロバートベーデンパウエル卿 著
たまに 心にずんっと来る言葉に出会うことがある。ね。
#名言 #BP

ひさびさの大ぽか

2003年04月09日

ひさびさの大ぽか

残業を適当な時間にきりあげて、スーパーに寄る。
さて、夕食はどうしようか。
何も考えてない。

ふと、雑誌コーナーに立ち寄り、健康食レシピの雑誌を手に取る。
ぱらぱらとめくると、カラーの写真が結構美味しそう。ふむ~。

「貧血の方へ」というページを開いたら、よさそうなレシピがあった。
よっしゃ、今日はこれにしよう。
雑誌をカゴにいれて、目に付いた住宅雑誌もいれ、がらがらとカゴをころがして野菜売り場へ。

え~と、確か葉野菜・・・は、小松菜だったね。野菜室、他に何があったっけ?ん~...
はて、困った。
いざとなると思い出せない。
常備してるじゃがいもは、先日使い切ったからとTROが買ってくれた。
人参は?たまねぎは?

なぜか考え始めるとあったような気もするしなかった気もするし、実に頼りない。
本気で食糧管理してないのよね~、私。

まぁいいや、と、適当に野菜を選び、肉売り場へ。
豚レバー、味つきと生がある。ん~、どうしよ。迷った挙句、時間が遅いからと味付きレバーを買うことにした。TROがレバー好きで助かる。ちょっと戻ってニンニクの芽もかごにいれる。

魚売り場をちらちらと見る。この時間になるとロクなのは残ってない。でも新鮮な貝があった。にゅっと足をだしているあたりをめざして、お玉をつっこんでビニール袋に入れる。

気がつくと、カゴがいっぱいになっていた。
レジの列に並ぶ。といっても前に1人。ところが待ってるうちに私の後ろにひとり。
わたしの番になり、エコバッグをわたして財布を持って支払い準備。

「****円です。」
財布をのぞいてびっくり。た、たりないっ(@@;

そうだ。さっきガソリン満タン入れたんだっけ。戦争のせいで単価があがっちゃって、思ったより多く支払ったんだ。
「カードできます?」クレジットカードを見せたら「出来ません。」う~ん、扱ってるのが食糧だけのスーパーだものね、仕方ないか。

その間にも後ろに人が並ぶ。
「すみません、じゃ、雑誌返品します。」
1冊抜き取ってわたした。
既にレジに入力してあったので、レジ担当の店員が取り消し作業をしようとするが...エラー頻発。再度売上をいれてから2回取り消しをして、やっと取り消しができた。

迷惑かけた後ろの皆さん、ごめんなさい。m(__)m
恥ずかしくてそそくさとスーパーをあとにした。

...あとで気がついたこと...
作るはずのレシピののっかった本のほうを返してしまった・・・
もうひとつのバッグに、予備の1万円を持っていた...
(ためいき)


結局、夕食は レバーとニンニクの芽の炒め物、蒸しかぼちゃの高野豆腐そぼろあんかけ風(そぼろ化失敗)、小松菜とはまぐりの酒蒸しあえ。

味は悪くなかったけど、見た目はイマイチ...だったか。
もうちょっと鉄分補給して頭にまわす分の血をつくらないとね~(と、貧血のせいにしたりする。)
#料理

バッテリー交換

2003年04月07日

バッテリー交換

最近、車のバッテリーがへたってきた。
バッテリー液をいれれば済むのか、バッテリーそのものをとっかえた方がいいのか、自分じゃさっぱりわからない。
オーナーとしては最悪の私。

バッテリーがへたってきたのは、エンジンを入れたときにアマチュア無線機に表示される数字でわかるよ、とtroにおそわったけど、それよりも雨の日に感覚的にわかったりする。
つまり、立ち上がりがひどく悪いのだ。

家に帰ろうと車を走らせていたら、ヘッドライトの暗さが気になった。
う~んん、やっぱりダメかぁ。

ちょうどtroが代休で家にいたので、電話で呼び出して一緒にバッテリーを買いにいくことにしてもらった。
工具を手に降りてくる。

一番近いホームセンターでよかろうと車を走らせたら、優先妨害の車にぶつけられそうになったり、飛び出してきた猫を引きそうになったり。
なんだか日が悪いようだ。と、運転を代わってもらった。

troはカーピットではなく通常の駐車場に車を入れた。
さっさと中に入り、バッテリー売り場でリストを手にして種類を選ぶ。わたしはその間まわりでオロオロ。
ずらーっとならぶバッテリーの前で、その違いが全然わからない。

「ほら、型番にRとLがあるだろう?」
+端子と-端子の位置が左右で違うんだよ、と説明されても"だから何?"状態。ほんとに情けない。

レジで古いバッテリーを引き取ってくれることを確認して、そのままホームセンターの駐車場でバッテリーを取り替える。
・・・実を言うと、取り替える作業を見たの初めて。でもこの車持ってからバッテリー交換ははじめてではない。

懐中電灯をもって車のエンジンルームを照らす。
...バッテリーがどこにあるかも把握してない自分にちょっとショック。ははは...笑って誤魔化すしかないね~。

troの作業をみていて、やっと+と-の意味がわかった。
バッテリーは無事交換完了。
「これだけで作業代\500もとられるんだからね~」と、tro。
500円。500円なら...頼んじゃうなぁ、と思っちゃうわたし。
これが自分でできる人とできない人の差、だね。
次は自分でやってみなきゃ。っと。500円の価値、つくかな。
#車

霧の日

2003年04月02日

霧の日

蒸し暑い。
朝から、そう思った。

天気予報では雨。
でも思い切りの良い雨はふらず、なにやら遠慮がちに窓ガラスに水滴がつく程度。
外にでると湿気がまとわりつくようについてくる。

なんだかアンニュイな気分になって、コーヒー片手にジャズでも聞きたくなってくる。
よりによってコーヒーが切れてしまった日じゃないか。ふぅ。


そろそろイッペーの黄色い花が咲く季節。
今年はあまりデイゴを見かけなかった。
今年の台風は大人しいってことかな。

そう考えると、水不足が心配になったりするから、人ってしょーもないもんだね。
それにしても、こんな うすぼんやりの霧につつまれて
不快指数を高めていると
思い切ってどしゃーっと降ってくれないかしらん、などと考えてしまう。